日本において現代でも着られている昔ながらの婚礼衣装といえば、やはりまずは「白無垢」があげられます。

古くから日本では、白とは神聖なる色であるとされていました。
そのため白い衣装というものは、婚礼の式典をはじめとする様々な儀式などの際に着用されていたのです。
時代が経つにつれて、人々が白無垢を着用するのは結婚式の時のみとなり、「結婚式=白」という認識であったともいえるでしょう。
元々そのような認識が根付いていたことから、ヨーロッパより白いウエディングドレスが伝わって来た時も、比較的違和感なく受け入れられたのでは無いかとの見方もあるようです。


なお日本でウエディングドレスが初めて着られたのは、1873年に長崎で行われた結婚式の際だといわれています。
ただしこの時のウエディングドレスは、国外から輸入されたものだったそうです。
その後しばらくは、日本でウエディングドレスを着用した結婚式を行うのはごく少数の方のみであり、ウエディングドレスは輸入するものとされていました。

日本でウエディングドレスを着てのヨーロッパ風な結婚式が一般的に行われたり、国内でウエディングドレスが広く生産されるようになったりしたのは、もっと後の1960年代だといわれています。
このころの日本にはヨーロッパの文化が広まり、それにつれて婚礼衣装としてもウエディングドレスも浸透したようです。