真っ白なウエディングドレスというものは古くから存在こそしていましたが、一般的には白以外の色のドレスのほうが婚礼衣装として好まれており、長年あまり着られることはなかったと言われています。

その流れの転換となったのが、1840年のロンドンで行われた結婚式です。
この結婚式において、花嫁であるイギリスのヴィクトリア女王が純白のウエディングドレスを着ていたのです。
当時の新聞や雑誌などでは、白いウエディングドレスを着用したヴィクトリア女王の姿をイラスト付きで大々的に報道し、ヨーロッパ中で非常に話題となりました。
そしてこれをきっかけとして、「真っ白なウエディングドレス」というものへの憧れも急速な勢いで広まったと言われています。

19世紀以降になると、服飾生産や洗濯などの技術も発達し、だんだんと庶民の生活も向上していきました。
こういった発展にともない、ウエディングドレスの生産コストも下がり安価に作れるようになったという理由もあり、ヨーロッパの一般の人々にも白いウエディングドレスが浸透していったようです。

その後、ヨーロッパの文化が世界中へと伝わっていくにつれ、「結婚式の際に白いウエディングドレスを着る」という風習も広まっていき、現在では世界中で一般化したとされています。